私の好きなバルセロナが、CL(チャンピオンズリーグ)準決勝で、バイエルンに合計スコア5-3で勝ち、決勝へコマを進めました。万歳!
以前に、カンプノウまで観に行ったぐらいのバルサ好きな私ですが、実は今シーズンは期待していませんでした。
私がシーズン前に思ったことは、
1.スアレスの加入はプラスにならない。縦のスピードを好むスタイルは、バルサにマッチしない。
2.新監督のルイス・エンリケは大舞台の実績不足である。監督としての力量は一流ではない。
で、リーガ、CL共に優勝は無理と思ってました。WOWOWを契約しているにもかかわらず、今まで殆ど試合を観ていませんでした。
でも、いい意味で予想が外れました。あれよあれよの快進撃で3冠も視野に入ってきて、遅まきながらバイエルンとのCL準決勝を観ました。
試合を観た後の感想は、
1.スアレスの縦へのスピードがチームにマッチしている。驚いた。
2.エンリケ監督は、バルサの伝統的な戦術スタイル=ポゼッション重視をとらず、個人の能力・スタイルに合わせたチーム戦術をとった。
個人技に秀でたFW3人(MSN=メッシ、スアレス、ネイマール)に攻撃を任せる。高い位置でボールを奪っての速攻、カウンターの戦術をとる。
ペップ時代に比べると、グラウンダーのパスによる組織的なビルドアップ・崩しが減った。ドリブル・縦パスが増えた。
ポゼッションの象徴であった、MFイニエスタ、シャビの併用が無くなった。MFラキティッチが守備に貢献している。
でした。
テレビは、ペップ・バイエルンのポゼッションとエンリケ・バルサのポゼッション戦術の戦い、と言って騒いでいましたが、見当違いです。
バイエルンのポゼッションとバルサの堅守速攻の戦い、でした。バイエルンのポゼッション率が高まったのには驚きませんでした。
ポゼッションをとにかく重視する戦術はもう古いのかもしれません。ハインケスのラストイヤーにCLを優勝したバイエルンですが、ペップがバイエルンで指揮をとってポゼッション重視の戦術をとってから、CLでは優勝がないです。
但し、バイエルンは、ロッペン、リベリの飛車角抜きで、戦いました。
0-3で負けたとはいえ第一戦は70分過ぎまで0点におさえ、第二戦では3-2で勝ったのは、さすがです。ペップの戦術云々判断するのは、まだ早いのかもしれません。
CL準決勝のもうひとつ、レアル対ユーベは、予想に反して、ユーベが勝ち抜きました。私はアンチ・レアルです。しかし、決勝はクラシコとなって、最終的にバルサがレアルに勝ってCL優勝するシーンを見たかったです(贅沢かな)。
レアルは、ユ-ベ伝統の「老貴婦人」にうまくいなされた感じでした。ユーベは予想に反してよく決勝まで来ました。いやいや、油断はまだ禁物か。
さあ相手は 味わい深い 老貴婦人
ではでは。