「マクドナルドのグローバル再生計画、日本市場は軽視されていた」との記事がありました。
http://zuuonline.com/archives/60120
「2008年から2013年にかけて、マクドナルドの店舗数が減少した市場は、世界で2カ国、日本とスウェーデンしかない。今後は、日本市場での投資は抑えられ、日本市場でキャッシュが得られても他の成長市場へ投下されるだろう。日本マクドナルドHDには、最小限の投資で、できる限りマイナス要因を排除することしか求められていないのだ。米マクドナルドからの“本気"の支援が見込めない状況のなか、日本マクドナルドHDは、今回発表したビジネスリカバリープランをどこまで実行できるのであろうか。
そして、顧客やステークホルダーの信頼を再構築することができるのであろうか。」
と結論付けています。
ちなみに、4/16に発表されたビジネスリカバリープランは、
1.『よりお客様にフォーカスしたアクション』→スマホによる店舗評価。
2.『店舗投資の加速』→店舗の改装と閉鎖。
3.『地域に特化したビジネスモデル』→日本を3つの地域に分けて、地域への権限移譲。
4.『コストと資源効率の改善』→早期退職や配置転換などによるリストラ。
です。 (あとフランチャイズ化の促進もかな)
アメリカ本社のグローバル計画、及び日本のマックのビジネスプランを合わせて考えると、
日本のマックの再生は非常に厳しいです!
カサノバさんは、アメリカ本社の意向に歯向かえないでしょう。
そして、上記のビジネスプランは、何も目新しいことはないです。
異物混入の時、謝罪記者会見するまでの遅さ、謝罪の態度、謝罪を英語で行う等、あまり感心できません。。
恐らく日本の食に対する「清潔・安全・価格」の要求レベルの高さが分からないのでしょう。
あと、日本に居ても、アタマとココロは、アメリカ本社に向いていて、
「どうして、アメリカ本社の意向や、他国の市場で通用してきたことが、日本で通じないのか?」と思っていることでしょう。
私が日本マクドナルドを再建するなら、以下のようにします。
1.カサノバさんは責任を取って辞任してもらい、日本市場をよくわかっている日本人を後継にする(アメリカ本社がイエスと言うかがキモ)。
ちなみに、ケンタは日本人の社長さんです。
日本マクドナルド・トップメッセージ、何だか分かりにくい。
↓
http://www.mcd-holdings.co.jp/company/compliments/index.html
http://www.mcdonalds.co.jp/company/message/index.html
KFC、モス・トップメッセージ、分かりやすい。
↓
http://japan.kfc.co.jp/company/message.html
http://www.mos.co.jp/company/outline/message/
2.社長交代後、企業理念・ミッションを見直す。
3.フャミリー向け一辺倒でなく、地域に合ったターゲティングをする。単身者が増えている日本で、フャミリー一辺倒はおかしい。
↓ こりゃ、ちょっと、フャミリー一辺倒で極端すぎる。。
http://www.mcdonalds.co.jp/family/index.html
4.全部でないにしても、せめて一部(パティとか中にある野菜とか)は日本国内産にする。味も向上させ、その分、価格アップもする。(ケンタは全部国内産になった)
5.材料を一部国内産にしたのと、味も良くした分、ハンバーガ-を300円前後で売る。モスの価格帯より、ちょっと下を狙う。
6.コーヒ-は味をさらに追及し、セブン・カフェを凌駕させる。その分価格をアップし、150-200円のレンジで売る。100円のままだとセブンに負ける。
7.一方で、ハンバーガー+ポテトフライ+コーヒーのセットにした場合、コーヒーは無料にする(但し一杯まで)。
8.宅配マックはやめる。
9.喫煙コーナーを復活させる。(私は吸わないが)喫煙者にとって、マックは安価な憩いの場所だった(はず)。
こんな感じです。
安全に美味しく食べれて、気分よく過ごせる場を提供する、マックの復活を期待します。
ではでは。