スペイン時間25日、レアル・マドリーのペレス会長は、アンチェロッティ監督を解任しました。
うわさ通りになりました。しかし、昨シーズンのCL優勝監督を解任するとは。。
デル・ボスケ監督で、2002年にCL9回目の優勝をしてから、アンチェロッティがCL10回目の優勝(デシマ)を果たすまで、12年間もの時間がかかりました。
(その間、バルサ復活&黄金期で、バルサファンとしてはよかったのですが)
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ーデル・ボスケ以降の監督たちー
1999 - 2003 デル・ボスケ (01-02CL優勝)(00-01、02-03リーガ優勝)
2003 - 2004 カルロス ケイロス
2004 - 2004 カマチョ
2004 - 2004 ガルシア レモン
2004 - 2005 ルシェンブルゴ
2006 - 2007 カペッロ (06-07リーガ優勝)
2007 - 2008 シュスター (07-08リーガ優勝)
2008 - 2009 ファンデ ラモス
2009 - 2010 ペジェグリーニ
2010 - 2013 モウリーニョ (10-11国王杯優勝)(11-12リーガ優勝)
2013 - 2015 アンチェロッティ(13-14CL優勝)(13-14国王杯優勝)
16年で11人の監督、平均1.45年/人。CL2回、リーガ5回、国王杯2回、優勝。
一方、わがバルサは、同じ期間だと、CL3回(6/6の決勝に勝てば4回)、リーガ7回、国王杯2回(5/30の決勝に勝てば3回)優勝と、バルサが3タイトル全てでレアルを凌駕しています。
(バルサの監督は、97-00にファン・ハールから18年で10人=平均1.8年/人、正直もう少し1人あたりの在任期間が長いと思っていました)
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ーCL優勝を再び目指すなら他に適任はいないー
アンチェロッティは2年間で2タイトル=平均1タイトル/年の成績です。デル・ボスケは平均0.6タイトル/年、モウリーニョは約0.7タイトル/年で、平均すると劣っているところはないです。
ただ、ペレス会長は毎年、何かしらタイトルを取らないと気が済まないのでしょう。アンチェロッティは、昨シーズンCLと国王杯を獲ったとはいえ、今シーズン無冠だったのが、ペレスのお気に召さなかったようです。
わがバルサの永遠のライバルとしてレアルをみた場合、前のブログでも書きましたが、現在のレアルの監督にはアンチェロッティしかいないと思うんですが。。
- レアルは、リーガのタイトル以上に、欧州の盟主としてCLの優勝を目指さねばならない。アンチェロッティは過去CL優勝3回のキャリア。レアルでも2シーズンでベスト4以上2回、うち1回優勝。
- 人格的に選手・サポーターの信頼が厚い。前任のモウリーニョは信頼を集めることができず、選手・サポーターの離反があった。マドリーに来る、一流でエゴ丸出しの選手を扱うには、能力だけでなく人格的にも尊敬される監督が望ましい。
昨年夏にレアル・マドリーに加入したコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスは、「ボス、心から感謝しています。あなたから多くのことを学びました」とツイート。やはり昨夏に加わったドイツ代表MFトニ・クロースは、監督と抱き合っている写真付きで「監督、ありがとう! あなたと一緒に仕事をするのは楽しかった。あなたの今後の幸運をお祈りします」とつぶやいた。ブラジル代表DFマルセロは、監督以下スタッフとの記念撮影とともに、「ボス、心から感謝しています。あなたは偉大なコーチでした。さようなら!」とメッセージを贈った。それぞれのツイートは、すでに1万回以上リツイートされている。
次期監督はベニテス? いやはや。。
ではでは。