経営共創基盤CEO冨山氏の「G型」「L型」大学
5月27日の日経新聞で、経営共創基盤CEOの冨山さんが、持論である「G型」と「L型」を国内の大学にも適用せよ、とおしゃっていました。
- 国内の大学を「G型」と「L型」に分ける
- 「G型」→「グローバルで通用する極めて高度なプロフェッショナル人材」
- 「L型」→「生産性向上に質するスキル保持者、ローカル人材、職業訓練校化」
- 昨年秋に文科省の有識者懇談会で提言、大きな反響。反発も買った
- 大学卒業生の殆どは職業人になる一方で、日本の大学は一般教養至上主義
- 地域経済の中心はサービス産業
- 運転士、介護士、看護師、医師などの「ジョブ型」の比率が増加
- そうした産業で安定した仕事や高い所得を得るには、技能教育・実学が大事
- 経済学部での実学は簿記・会計。企業を分析するための基礎的な「言語」
- 大学の教員は固定的なので簡単には動かない、強力な政策誘導が必要
- G型大学は日本で10校もあれば十分
◆◆◆
関連本を読んだこともあるので既知だった部分もありますが、やはり切り口鋭く大胆な提言です。これを実現する場合、かなりの大学教員の職が代わるので、現在の大学教員サイドの反発は必ず起きるでしょう。実際、文科省の有識者懇談会は今年3月、「専門職業大学」などの名称で新たな大学の類型を設けるとの報告をまとめたそうで、冨山さんの提言に対してやや腰折れした感があります。
◆◆◆
私は、実学を導入せよという点は賛成です。ただし、教養の課程はある程度はあったほうがいいです。というのも、今になって、教養(今の流行りで言うリベラルアーツ)の勉強をもっとしておけばよかったと思うことが多いからです。教養は、ビジネスにはそれほど意味をなさないかもしれませんが、人生=生きることについての、知見・知恵をはぐくむことには役にたちます。すぐには効きませんが、時間を経ってじわじわと効いてきます。
ドラスティックな改革をやろうとすると、反発がきて、出る杭は打たれますから、、
まずは実学課程を大学にもっと入れて、教養の課程はもっとレベルを上げる改革がいいのではないでしょうか。実学課程の大学は日本に既にあります、「専門学校」という名で。G型というより、TOP10大学と言ったほうがいいかと思います。そこでは、教養・実学課程両方を徹底的にやる、細かなところの改善を地道にやっていったほうが改革実現可能だと思います。
- 人口減による大学の淘汰は、止めないで促す
- オンライン学習が充実してきてる(廉価)ので、大学はもっと少なくていい
- オンライン学習との差別化→大学は入学及び卒業もハードルを高くする
- 英語は、G型・L型共に、少なくとも普通に会話ができるレベルまでは習得
- G型(=TOP10の大学)では留学生を積極的に(5割)受け入れる
- そこでは英語での授業を一般的におこなう
「G型」「L型」の経済版の本です。日本が観光大国を目指せば、「L型」の世界での雇用が増えます。
なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略 (PHP新書)
- 作者: 冨山和彦
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2014/10/24
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
ではでは。
アンチェロッティ解任。
スペイン時間25日、レアル・マドリーのペレス会長は、アンチェロッティ監督を解任しました。
うわさ通りになりました。しかし、昨シーズンのCL優勝監督を解任するとは。。
デル・ボスケ監督で、2002年にCL9回目の優勝をしてから、アンチェロッティがCL10回目の優勝(デシマ)を果たすまで、12年間もの時間がかかりました。
(その間、バルサ復活&黄金期で、バルサファンとしてはよかったのですが)
◆◆◆
ーデル・ボスケ以降の監督たちー
1999 - 2003 デル・ボスケ (01-02CL優勝)(00-01、02-03リーガ優勝)
2003 - 2004 カルロス ケイロス
2004 - 2004 カマチョ
2004 - 2004 ガルシア レモン
2004 - 2005 ルシェンブルゴ
2006 - 2007 カペッロ (06-07リーガ優勝)
2007 - 2008 シュスター (07-08リーガ優勝)
2008 - 2009 ファンデ ラモス
2009 - 2010 ペジェグリーニ
2010 - 2013 モウリーニョ (10-11国王杯優勝)(11-12リーガ優勝)
2013 - 2015 アンチェロッティ(13-14CL優勝)(13-14国王杯優勝)
16年で11人の監督、平均1.45年/人。CL2回、リーガ5回、国王杯2回、優勝。
一方、わがバルサは、同じ期間だと、CL3回(6/6の決勝に勝てば4回)、リーガ7回、国王杯2回(5/30の決勝に勝てば3回)優勝と、バルサが3タイトル全てでレアルを凌駕しています。
(バルサの監督は、97-00にファン・ハールから18年で10人=平均1.8年/人、正直もう少し1人あたりの在任期間が長いと思っていました)
◆◆◆
ーCL優勝を再び目指すなら他に適任はいないー
アンチェロッティは2年間で2タイトル=平均1タイトル/年の成績です。デル・ボスケは平均0.6タイトル/年、モウリーニョは約0.7タイトル/年で、平均すると劣っているところはないです。
ただ、ペレス会長は毎年、何かしらタイトルを取らないと気が済まないのでしょう。アンチェロッティは、昨シーズンCLと国王杯を獲ったとはいえ、今シーズン無冠だったのが、ペレスのお気に召さなかったようです。
わがバルサの永遠のライバルとしてレアルをみた場合、前のブログでも書きましたが、現在のレアルの監督にはアンチェロッティしかいないと思うんですが。。
- レアルは、リーガのタイトル以上に、欧州の盟主としてCLの優勝を目指さねばならない。アンチェロッティは過去CL優勝3回のキャリア。レアルでも2シーズンでベスト4以上2回、うち1回優勝。
- 人格的に選手・サポーターの信頼が厚い。前任のモウリーニョは信頼を集めることができず、選手・サポーターの離反があった。マドリーに来る、一流でエゴ丸出しの選手を扱うには、能力だけでなく人格的にも尊敬される監督が望ましい。
昨年夏にレアル・マドリーに加入したコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスは、「ボス、心から感謝しています。あなたから多くのことを学びました」とツイート。やはり昨夏に加わったドイツ代表MFトニ・クロースは、監督と抱き合っている写真付きで「監督、ありがとう! あなたと一緒に仕事をするのは楽しかった。あなたの今後の幸運をお祈りします」とつぶやいた。ブラジル代表DFマルセロは、監督以下スタッフとの記念撮影とともに、「ボス、心から感謝しています。あなたは偉大なコーチでした。さようなら!」とメッセージを贈った。それぞれのツイートは、すでに1万回以上リツイートされている。
次期監督はベニテス? いやはや。。
ではでは。
「荒木飛呂彦の漫画術」
1年半ぐらい前だったかな、本が読めなくて、まだ漫画ならなんとか読めるって時に、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ、3部から6部を、順番にTSUTAYAで借りてきて、らんらんと目がさえてる夜中に、読んでました。
読んでいて、よくこんな沢山のスタンドを思いつくなあと思ったのと、ストーリーの奇想天外さ(&長い)と、脈々と続くジョースター家の家系に感心させられました。
今年の4月に「荒木飛呂彦の漫画術」がでて、すぐ買って読みました。
昨日の日曜日、池袋のリブロに行って良さげな本はないか眺めていたら、この本が沢山平積みされていて、ランキング(総合ではなくて新書かな)3位に入ってました。
荒木さん曰く、
この本の読者には「漫画を描きたい」というごく少数の人たちを想定することになってしまいます。ここに、書かれていることを読んで本当に漫画家になるのは数人かもしれないし、もしかしたら、たったひとりいるかどうか。<略>それでも、そのたったひとりのために、この本を書きたいと思います。
ターゲットは漫画家志望向けに書いたもののはずなのに、ベストセラーになっています。ただ、併せて荒木さんが冒頭に、「ただし、(略)漫画に限らず、もっと普遍的なハウツーであるようにも思います」と書いています。ジョジョの漫画ハウツーだけでなく、自分の仕事や生活に活かせそうという評判が出て、売れてきたんだと思います。
◆◆◆
- 最初の1ページが肝心
- 基本四大構造、重要順で、「キャラ」「ストーリー」「世界観」「テーマ」
- プラス「絵」プラス「言葉」
- 「キャラクター」と「世界観」は欠かせない
- 「キャラクター」作成にはキャラの行動の「動機」をつくる
- 「キャラクター」作成には身上調査書(要は履歴書)を必ず作る(60項目!)
- 名前の作成もかなりの注意が必要
- 漫画ではストーリーが邪魔になることがある。キャラが動かなくなる
- ストーリーが中心の漫画は王道とは言えない
- ストーリーは最初につくらない
- キャラ設定と困難な状況設定から、主人公が勝手に動いていく→ストーリーに
- 「絵」は超重要項目
- 世界観を表現するには徹底的なリサーチ、でも全部は描かない
- 「基本四大構造」をつなぐ「テーマ」。「ジョジョ」のは「人間賛歌」
◆◆◆
私の場合、以前、数回ダンス・パーティーを企画したことがあったのですが、どうせやるならオリジナルなものをやりたいと思い、テーマ、メッセージ、シンボルマーク等をとことん考えて臨みました。ありていのパーティーよりは深みが出たんじゃないかと自負してますが、この本の内容に沿って考えると、あら不思議?、基本四大構造のいくつかを抑えてたことになっています。
私たち一般の人たちの使い方としては、シンポジウム、セミナー、セッションの企画、プレゼの骨格作り、に際して参考になるんじゃないかと思いました。
意外だったのは、ストーリーが一番重要じゃなかった点。映画になりますが、ロバート・デ・ニーロは「script(脚本)が出演を判断するうえで最も重要」と言っていました。私も(少なくとも映画では)そう思います。手塚治虫さんは、量・質と共に他の方々を圧倒する作品を生み出して来られた天才ですが、やはりストーリーとテーマを一番重要視されていたと思います。キャラ設定と設定作りでストーリーが生まれてくる、という捉え方は、人気が出れば終わるのがいつになるか決まっていない少年漫画誌ゆえ(一時期のジャンプは、人気が出れば、延々と続けていた)ではないかと感じました。
反面、一本の漫画を描くのにここまで考え抜いて描いていたとは正直驚きでした。小説家は「キャラ」「ストーリー」「世界観」「テーマ」を練り上げて、書いていけばいいでしょうが、漫画家はその上で最も時間がかかる「絵」を描かねばならないです。知力、画力、体力が求められる重労働ですね。売れる漫画家以外では、かかった時間に対して得られるお金はほんのわずか、、、もっと財政的な向上を図ってあげたいと強く感じました。
荒木さんがデビュー前後支えとなった「地図」。今でも時々読み返してるとのこと。
ではでは。
シャビ、リーガ最終戦!エンリケ監督の思惑。
シャビのリーガ最終戦です。
試合前のカンプノウの観客席に、シャビの顔が書かれた横断幕が掲げられて壮観でした。いかにバルセロナでシャビが愛されていた存在かわかりました。感動しました。
本拠地カンプノウだし、シャビ先発は当然で、そして長い間MFで一緒にやってきたイニエスタも先発させて、黄金期のMFの併用を最後に見たいと思っていました。
ところが、エンリケは、MFラキティッチも先発させなかったにもかかわらず、2人の先発もしませんでした。
MFの先発:セルジ・ロベルト、ラフィーニャ、シャビ。
途中交代でイニエスタを入れてくれるのかな?と思いましたが、その気配が一向にないまま、なんと、85分にシャビは交代し、代わりにイニエスタが出場しました。
エンリケは最後のシャビをフル出場させませんでした。私の期待は甘かったです。
試合を通して見て、エンリケはこの試合を以下のように捉えて臨んだと感じました。
ー残り2試合の「決勝」と来季を見据えた布陣、そしてシャビを送り出すー
- 大事な残り2試合の「決勝」(国王杯、CL)に向けて、主力の一部を休める(シュテーゲン、ピケ、アウベス、ブスケッツ、ラキティッチ、スアレス)。
- シャビへの長年の貢献に配慮して、シャビは先発させる。
- しかし、残り2試合見据えて、チームのバランスを崩したくないので、自分の戦術スタイルは崩さない(中盤の守備重視)。よって、シャビ、イニエスタの並列はしない。
- 2試合の「決勝」と来季を見据えて、サブ戦力の見極めをしておきたい。今まで出場機会が多くない選手を先発させる。
シャビのパスは切れがありましたが、ゴール前の吹かしなどもあり、やはり全盛時に比べるとちょっと衰えました。
エンリケは思っていたよりなかなか冷徹だと思いました。シャビの長年の貢献度にリスペクトしながら、シャビのパフォーマンスを見切っていた感があります。
今季、FW3人にゴールのほとんどを任せる戦術にしてから、MFの役割には従来より守備に重きをおきました。そこで、シャビ(35歳)よりまだ若く運動量が落ちず守備もシャビよりすると判断したイニエスタ(30歳)を優先させたんだと思います。
シャビとしては、エンリケのそのような冷徹な采配に対して、一言二言言いたかったところもあるでしょう。
しかし、退団発表の時の記者会見、昨夜の試合後のスピーチでは、不満は一切言わず、決断に至るまでの葛藤、バルサへの愛、ファン・チームメイト・関係者への感謝の言葉でした。尊敬します。
シャビ、バルサ退団前最後のリーグ戦に出場 写真18枚 国際ニュース:AFPBB News
シャビは試合後のスピーチで涙をこらえながら、「今日、そして、17年間ここにいられた僕は、世界で最も幸せな男だ。監督もまだ終わっていないと言っている通り、あと二つのタイトルを手にしたい。(チャンピオンズリーグ決勝の翌日に当たる)6月7日にバルセロナでみんなとまた会いたいと思っている」
残る2試合、エンリケはもうシャビを先発させないでしょう。
試合展開にもよりますが、出場の機会は、
- 負けている場合、試合後半、攻撃の打開策としての出場(残り30分以降)。
- 勝っている場合は、花道的な出場(残り5分ぐらいか...)。
でしょう。
(バルサには当然あと2つも勝ってほしいので、2になるのが、悩ましいです)
バルサの黄金期を支えた偉大なるプレーヤー、シャビの勇姿を、残り2試合で目に焼き付けたいと思います。
ではでは。
訪日外国人5,000万人/年を目標に!観光大国を目指せ!
先日、新宿の街中を歩いていたら、キャリーケースをガラガラいわせて駅へ向かっていく中国系(中国か台湾)の人たちを、そこかしこで見ました。ディパックを背負った欧米系のかたも見ましたし、訪日観光客が増えていることがよく分かりました。
- JNTOの推計によると、2015年3月の訪日外客数は152万6千人(前年同期比45.3%増)で、初めて単月で150万人を突破した。また、先月の138万7千人を13万9千人上回り、2カ月連続で単月過去最高を更新した。
- 国別では中国が33万8千人(前年同月比83.7%増)で、2カ月連続で30万人を突破した。また、フィリピンは前年同月比110.9%増の26万8千人となるなど、JNTOが発表している主要な20か国のうち、ロシアを除く19か国でいずれも2ケタの伸びを示した。
3月の数字が、前年同期比45.3%とは、すごい伸び率です。
ー2,000万人、3,000万人では生ぬるい、目標高く5,000万人を目指そうー
ご存知のように、政府は2020年に訪日外国人数を2000万人を目標としています。更に10年後の2030年には3000万人にするという目標を掲げています。
実際では、日本へ来られた外国人は、おととし2013年に1,036万人で初めて1,000万人を突破、昨年2014年は1,341万人でした。2012年からの2年間で500万人も増えました。
目標を前倒しで達成できる可能性が高いです。年間300万人ずつ増える計算でいくと、
- 2013年:1,036万人
- 2014年:1,341万人
- 2015年:1,600万人
- 2016年:1,900万人
- 2017年:2,200万人
- 2018年:2,500万人
- 2019年:2,800万人
- 2020年:3,100万人
と、2020年には、3,000万人に達します。
さらに、このあとも、300万人増/年ペースを続けることができれば、
- 2021年:3,400万人
- 2022年:3,700万人
- 2023年:4,100万人
- 2024年:4,400万人
- 2025年:4,700万人
- 2026年:5,000万人
と、2026年には、5,000万人を達成します。300万人/年のペースがずっと続けばの話なので、うまく進むかどうかわかりません。ただ、訪日外国人を飛躍的に伸ばしてインバウンドを成長戦略の一つとするならば、目標は高く2030年に5,000万人/年でいきたいです。
というのも、年間外国人訪問数が、2,000万人、3,000万人といってるうちはまだまだなのです。
順位 2013年 2012年 2011年 1 フランス 8500.0万人[4] TF フランス 8301.8万人 TF フランス 8155.2万人 TF 2 アメリカ合衆国 6976.8万人 TF アメリカ合衆国 6696.9万人 TF アメリカ合衆国 6271.1万人 TF 3 スペイン 6066.1万人 TF 中国 5772.5万人 TF 中国 5758.1万人 TF 4 中国 5568.6万人 TF スペイン 5770.1万人 TF スペイン 5617.7万人 TF 5 イタリア 4770.4万人 TF イタリア 4636.0万人 TF イタリア 4611.9万人 TF 6 トルコ 3779.5万人 TF トルコ 3569.8万人 TF トルコ 3465.4万人 TF 7 ドイツ 3145.5万人 TCE ドイツ 3040.8万人 TCE イギリス 2930.6万人 TF 8 イギリス 3116.9万人 TF イギリス 2928.2万人 TF ドイツ 2835.2万人 TCE 9 ロシア 2835.6万人 TF ロシア 2573.6万人 TF マレーシア 2471.4万人 TF 10 タイ 2654.7万人 TF マレーシア 2503.3万人 TF メキシコ 2340.3万人 TF
圧倒的なのは、フランスで、なんと年間8,500万人/年!
ちなみに、2013年日本は27位、1,000万人超えたって言って騒いでも、世界ではまだまだ低レベルです。
観光立国を目指すなら、当面の目標は、世界10位以内を確保できる3,000万人、
観光大国を目指すなら、5位以内を確保できる、5,000万人を目指すべきです!
広くて人口が日本の10倍の中国に負けるのはしょうがないにしても、他にトルコ、ロシア、タイ、マレーシアに負けるのは悔しいです。
ー移民を受け入れるかどうかの答えと、成長戦略として、観光大国を目指そう!ー
なぜ、そこまで、高い数字を目標にするかというと、これからどんどん人口減少していく日本の成長戦略の大事なひとつだと思うからです。
人口減少による経済停滞に対する策として、女性及び高齢者の活用、出生率の向上、生産性の向上、移民等があげられています。
出生率の向上施策がうまくいったにしても効果がでるには時間がかかります。
移民については、賛否両論あります。
ただ、移民を増やしている欧州が色々な摩擦で悩まされていることを考えると、保守的で、まだ外国人との共生に慣れていない日本が、いきなり数十万人、数百万人の移民を受け入れるのは、ショックが強すぎると思います。
そこでまず、訪日外国人を飛躍的に増やして、まず日本が外国人との共生に慣れることが必要だと思います。
ちなみに、訪日外国人が、年5,000万人になったら、
5,000万人x13.4泊(平均宿泊数、引用元は下記)÷365日=約184万人/日http://www.mlit.go.jp/common/001039678.pdf
つまり、184万人の外国人が、日本の人口にプラスになると言えるんです。
ホテルはキャパが足りなくて新たに建設しなきゃでしょうし、ホテルのスタッフ、街中の飲食業等、新たな雇用が生まれます。移民を本格的に考える前の施策、及び経済施策として、観光大国を目指すことは日本にとってとても大事なことだと思います。
本屋で立ち読みしただけなんですが、通して読んで、外国人にとって、日本(人)が、とてつもなくクールで面白いんだということがよくわかりました。
ではでは。
シャビ、バルサ退団!エンリケ監督も?後任、アンチェロッティ!?
FCバルセロナの至宝シャビが、うわさされていた通り、退団を発表しました。
覚悟していたとはいえ、正式な発表がされると寂しい限りです。
トップチームデビューしてからバルサ一筋17年間。私は、シャビはバルサ一筋で選手生活を終えることができると思っていました。シャビがいてこそ、バルサがライカールト時代に復活することができ、ペップによる黄金期が達成できました。
しかし、シャビは常時出場できる活躍の場を求めて、カタールへ行くことを決断しました。
昨年のプジョル、バルデスに続いて、黄金期を支えた選手が去っていきます。
下部組織から上がってデビュー&一流選手になって、優勝をそのチームで何回も経験すると、そのチームで引退するケースが、日本のプロ野球だとまだ多いと思います。
そこらへん、メンタリティの差でしょうか、欧州サッカーではひとつのチームで選手生活を終わるケースは少ないですね。最近は、ベテランになってそのチームであまり出場できなくなってくると、サッカー新興国(アメリカ、中東、中国)に行くケースが多いです。ジェラードもリバプール離れてアメリカ行くらしいし(リバプールを優勝させてあげたかった)。。
例外は、ローマの王子こと、トッティぐらいでしょうか(あと、イニエスタも最後までバルサに残ってほしい)。
シャビは、今週末の試合が最後のリーガになります。カンプノウですし、エンリケ監督には、是非先発でシャビを出して花道を飾らせてあげてほしいです。
そして、、その、エンリケ監督、、にわかにきなくさくなってきました。
まだ来年の契約をしていなくて、退団の可能性もあるとか。
後任の候補に、レアル解任されそうなアンチェロッティだと、、そりゃダメだよ。。
アンチェロッティのレアルは、リーガでは無冠ですが、CLでは昨シーズンにデシマ達成、今シーズンはベスト4。国王杯は昨シーズン優勝、立派な成績です。
アンチェは、エゴイストな一流選手達を、モチベーションアップさせて人心掌握するマネジメントに優れています。ACミラン時代入れて、3回CL優勝しているのは現役監督ではアンチェロッティだけで、レアルではCLの優勝も監督の責務であること考えると、現役の監督の中では今のレアルの監督に一番の適任なかただと思います。人格的にも立派だし。だいたい、彼のあとに、つとまる後任はいるんでしょうか?
ベニテスなんて報道も見ましたが、、それならアンチェロッティのほうがいいです。
それよりもなによりも、2年でCL優勝とベスト4の監督の解任を考える、レアルの上層部の考え方はさっぱりわかりません。監督をとっかえひっかえしていたら、チームを強くさせることはできません。バルサ大好き&アンチレアルの私は、レアルが弱いのは消極的には歓迎なのですが、、やはり、、バルサと同じくらい魅力的なサッカーをするレアルを、ベルナベウで、蹴散らしたい!のが本音です。
ではでは。
復職通勤訓練は東京圏だけか?
精神科に入院してしばらくし、主治医の先生の許可が出ると、外泊ができるようになります(主に週末)。わたしの場合、はじめての外泊は14年8月22日でした(ノートに書いてあった)。入院してから約2か月後でした。
その人の程度によって違ってきますが、わたしの場合、遅いペースでした。
なんせ、入院前の初診時に、主治医の先生は、「減薬が目的だから、入院は5-6週間ぐらいですむかな。」と、言っていたぐらいでした。
まさかその時は、入院期間が6か月にもなるとは思いもしませんでした。
1週間ごとに1-2錠ペースで薬を減らすことを、先生は考えていたようですが、2錠程度の減薬でも全然寝れず(消灯後、夜中に必ず頓服薬としてセロクエル2錠を2回はもらっていました)、体が減薬に慣れるまで時間がかかりました。
外泊から病棟に戻ってくる時間は、最初から数回までは(たしか)15:30戻りで、ゆったりとしたスケジュールでした。ただ、数回経験すると、退院→リワークプログラム→復職へ至る訓練として、外泊から朝に病院へ戻ってくる日程を組むように、看護師さんからやんわりとしたプレッシャーが来ました。
わたしは、何回も断って、延ばし延ばしにしていました。
なんせ、人混みにからっきし弱くなっていたのに加えて、2年間も、朝の通勤時間帯のラッシュの電車に乗ったことがなかったのです!
正直、通勤電車が怖かったです。昔のわたしはどこへやら、完全なヘタレでした。。
(だいたい、朝の通勤時間帯に起きることは、2年間ほとんどなかった…)
そんなこんなで、ずっとずっと外泊からの戻りを日曜夕方にしていました。
しかし、(11月位だったかな)いいかげんしびれを切らした男の看護師さんが、「外泊して夕方のんびりと帰ってくるだけじゃ、社会復帰訓練にならないですよ! もういい加減、次のステップに踏み出さないと退院もできませんよ!」と言って、渋るヘタレなわたしを押し切って、月曜日の朝戻りの外泊届けにするようにしました。
いざ、その時になって、通勤ラッシュの電車を駅のホームで見ると、足がすくみました。でも、なんとか踏み込んで電車に乗り、池袋で乗り換えて病院がある五反田まで(約1時間)、無事着きました。ただ、どっと疲れました。
もう今では、リワークへ行く五反田までの電車に、最初の時ほどの疲れはないです。けど、やはり、朝の通勤電車のラッシュは今でもいやです。
んで、満員の電車もさることながら、西武線の終点の池袋で降りて、山手線に、足早に整然と無言でいくひと、ひと、ひと。これもダメ。。
わたしは、2002年1月から2012年6月までの10年間と半年、東京圏を離れていました。名古屋と浜松に住んでいました。
その期間は快適な朝の通勤でした(名古屋では朝の通勤ラッシュもあるにはありましたが、東京圏に比べると全然スペースにゆとりがありました。浜松では、住居から会社まで徒歩で通っていたので通勤ラッシュは皆無でした)。
そして、東京に戻って約3か月でうつ再発で、その後2年間朝の通勤電車に乗らないってことは、(間に3か月の経験あるにせよ)合計12年と半年、朝の通勤ラッシュから逃れられていたのです。こりゃ、数か月ぐらいじゃ、慣れないわけだ。。
東京の他のクリニックのプログラムの内容も聞いたことがあるのですが、回復訓練の一環で、朝の通勤電車で通うことに慣れることや人混みに慣れること、があります。
これって、東京圏以外の患者さんには、無いんじゃないでしょうか?
浜松でうつを発症した時は、復帰2-3週間前くらいに主治医の先生に言われたのは、「朝早めに起きて、周囲を散歩することを毎日続けてください」ぐらいでした。
東京は面白いところたくさんあり、基本好きなんですが、通勤ラッシュと朝のあの人々だけは、今のうつうつなわたしにはつらいです。
あの池袋駅の人々は(東京どこでもそうなんですよね)ロボットみたいだと、いつも思いながらも、遅れまいとついていく、わたしです。
ではでは。
日本の首相の在職日数はなぜ短いのか?
安倍晋三首相は20日、通算在職日数が第1次政権時代と合わせて1242日となり、祖父 の岸信介元首相を超えて、戦後歴代首相で6位になりました、って報道がありました。
1242日って、365日で割ると、約3.4年。それで戦後6位って、、アメリカ大統領の任期1期4年(現在は2期8年まで)より、まだ短い。
ちょっと古いブログですが、引っ張ってきました。
先進国で日本より短いのはイタリアぐらいで、同じ議院内閣制のイギリスは平均5年弱、ドイツは7年強です。
確かに、日本の首相在職日数は他の国と比べると、短いですね。
<上のブログから>
- 小林教授は「党内の役職や大臣経験を経てはい上がっていった昔と異なり、小泉純一郎元首相以降は国民に人気のある人が首相に選ばれるようになった。そのため人気が落ちれば首相にとどまれなくなった」と指摘。
- また、徳島文理大大学院の政治学教授・八幡和郎氏は「戦前から独裁者を嫌う傾向があり、“持ち回り”の発想が根強く、長期政権にならないよう、リーダーシップがない人を選んでいる」と分析しています。
もうひとつ。
議院内閣制という制度では、国政選挙で勝ち続けなければ政権を維持できません。日本国憲法下では23回の衆議院総選挙と21回の参議院通常選挙がありました。合計すると44回ですので、平均するとおよそ1年半に1回の国政選挙があったことになります。そしてこれらの選挙の結果が、その都度、政権の存否を決してきたのです。国政選挙が頻繁に行われれば、与党が負ける頻度も上がります。国政選挙のスパンが短いことは政権が長く続かなない理由のひとつと言えるでしょう。
と、言うと、日本の首相の在職平均日数をもっと伸ばせ!、っという主張になると思われるでしょうが、私は違います。
日本人の、権力に対する、飽きっぽさ、や、せっかちな気質(世論)を考えると、今の平均在職日数は少ないにしても、他の先進国並みに(平均4年以上)しなくていいです。そして、短い短いと言いながら、首相在籍日数をもっと伸ばす改革は、言ったにしても実行までは誰も至らず、です。
なぜかと言うと、日本に2600年以上続いている万世一系である天皇陛下の存在があり、権力者に対する飽きっぽさやせっかちさが出て、権力者をそこそこの期間でも変えてもいいや、という空気になっているのではないでしょうか。
天皇陛下(及び皇后陛下、皇太子など皇族)が、日本古来の祭祀を行い続け、また世界各国との友好外交(厳密には外交ではないにしても)を行うことによって、権力者の頻繁な交代による欠陥を補えていると思えます。
逆にいうと、永続なる天皇一家があることにより、政治は「まつりごと」として、権力者を、短期間で変えることに、日本の権力側も国民も、どこかでそれを楽しんでいるふしがあります。
欧米諸国がそうだからそうすべきだ、という考えをとりがちですが、何でも真似ればいいというのでもありません。
ちなみにオバマ大統領は第44代目、安倍首相は(初代伊藤博文首相)第96代目にあたります。ワシントンが初代大統領に就任をしたのは1789年、伊藤博文首相はその96年後の1885年です。約100年の遅れがありますが、首長は日本が倍以上の人数です。
しかし、天皇陛下は、ワシントン大統領の時代から現代まで、たったの7人です。
日本は古来から、権力と権威の両方取りはできませんでした。
そこそこの任期の首相(権力)と、即位から亡くなられるまでずっと務める天皇陛下(権威)、私はいいバランスだと思います。
佐藤優さんの「日本国家の神髄」です。「国体の本義」を読めと仰ってます。
ではでは。
うつが長引いたら入院も考えて!
実は、わたし、「うつ」とかれこれ3、4年ほど、つきあっています。
今では、ブログが書けるまで回復しましたが、退院するまでは本を読むのもしんどかったです。
わたし、うつで入院してました。昨年、2014/6/25〜12/23まで、約半年です。
初めは2011年に発症(初夏から調子悪くなり9月下旬にダウン)しました。2か月休んで一旦良くなりました。んで、寛解したかなと思いました。
でも、翌年2012年の夏から秋にぶり返してしまって、12年9月末から休職しました。
休職してから13年までは、近くの精神科に通院して静養しつつ、リワークのトライアルなんかも受けてました。
ただ、14年になっても、一向に改善せず、昼夜逆転で朝どころか昼間起きれない、人混みの中に行けない。。そして、睡眠薬にどんどん耐性ついて、大量の睡眠薬を飲まないと眠れなくなってました。
入院前、14年6月時の薬手帳見ると、睡眠(導入系含む)剤、大量に飲んでますねー。
なんと、計11コ。。こりゃ、睡眠薬ジャンキーだ。
(さらに、吐き気や食欲不振もあったので、食前後に胃腸薬も飲んでました)
んで、こりゃ、このままだったら一向に良くならないと思い、入院を決断しました。
14年6月、地元の精神科の主治医に書いてもらった紹介状を、入院すると決めたNTT東日本関東病院(父親がNTT勤務だったので小さい頃から馴染みある病院だったことから2011年に1回精神科受診していたのと、あと精神科に電話で聞いたら一番早く入院できそうだった)の精神科の先生に入院前の診察時に見せたら、「こんなにクスリ飲んでるの!こりゃダメだよ!」と言われました。
一方で「症状はあまり重症そうじゃないけど...入院まではどうかなあ」と言われたので、こちらから強くお願いして、睡眠薬の減薬を目的とすることで、入院しました。
実は、休職間もないころから、すでに昼過ぎまで寝てる症状があり(睡眠薬はマイスリー1錠でした)、地元の精神科の主治医の先生は、生活のリズムを整える意味から、入院をすすめていました。
けど、昔のイメージからか、奇声を発する人とか、窓に鉄格子があるとか、閉鎖されているとか、のイメージをいだいて怖くて怖くて、断っていました。
今から思えば、もっと早くに手を打って入院すればよかったです。
理由は、
- 病棟は開放病棟。症状が良ければ(届出出す)、外出も外泊も可能。
- 他の科の入院病棟に比べると規則は少し厳しいけど、がんじがらめではない。
- 規則正しい生活を送れる。(起床6:30、夕食17:50、就寝21:00、早すぎか...)
- 症状を毎日看護師さんが見てくれる(主治医は週1-2日、多い先生は隔日位)
- 服薬の変更、増減を随時行える(私はもっぱら減量でしたが)。
- 臨床心理士による心理カウンセリングの実施。
- 脳のCT,MRIなのど検査も行える。総合病院なので他の科も受診できる。
- 通電治療も行える(私も希望しましたが、効果無いと却下されました...)。
- 入院中でも作業療法を受けられる(これは他の病院だと設けていないかも)。
など、です。
今、飲んでいる薬は激減しました。
胃腸薬
てな感じになっています。
症状も良くなり、食欲も回復、体重は底が45kgで激ヤセだったのが(2014年7〜8月)(身長162-3cmです)、今では20kg以上も増えました(逆にデブになった)。
メディアの報道にあるだけでなく、入院患者さんやリワークに来ている人たちが次から次に入ってくるとこを見ると、実感として、ほんとに、うつやメンタル疾患にかかる方々は増えてきていると感じます。元より、苦しんでいる御本人、周囲の方たちが、つらくしんどいです。そして、日本の社会・経済のロスにもつながります。
うつやメンタル疾患(適応障害、双極性障害、統合失調症等)で悩んでいる皆さん、
「症状が長引いて改善しないなら、入院も考えて!早めに手を打って下さいね!」
うつうつ日記は、またアップします。
ではでは。
「読んだら忘れない読書術」
この本、良かったです、お勧めします!
改めて、読書の大切さがわかりました!もっともっと本を読んでいきます!
気に入った文、以下に紹介します。
◆圧倒的なインプットがあって、はじめて圧倒的なアウトプットになる。
◆インプットの最もたるものが、「読書」!
◆人間の能力を伸ばすためには「運動」と「読書」!
◆読書はIQを高める一番の手段。
◆他人の経験を活かすことで時間の無駄を減らす。
◆読書は、ストレス解消の効果もある。
◆本を読んだら感想をシェアする。
◆本を読みながらマーカーでラインを引く。手を使って脳を活性化させ記憶に残す。
◆記憶に残し成長を最大化するためには、汚く読むことが不可欠。
◆人が推薦する本を読む。「良書」と出会う確率が高くなる。
◆「試し掘り」を繰り返し、「ここだ!」と思ったら、徹底的に「本堀り」する。
◆本を選ぶとき「長所伸展」か「短所克服」のどちらなのか、明確にしておく。
◆短期、中期、長期の投資に分けて、バランスよく読もう。
お役に立てたら幸いです!
ではでは。