コヤマングローバルの日記

うつで入院も経験し約3年の休職後、2015年6月から復職。仕事にプライベートに充実していましたが、2021年に再発本格化し現在2度目の長期休職中。うつとよりそいながらの日記や社会・政治・経済・書評・スポーツなど諸々のことを思うままにアップします。

うつから復職した2日間で思ったこと。

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photo by mudpig

うつで入院・退院した後の、リワーク通いを6月15日(月)に卒業して、翌日会社に復職しました。なんとか2日間、無事に過ごせました(16日/火、17日/水)。

まだ何にも仕事らしい仕事もせず、椅子に座って端末いじっているような状態なのですが、約2年9か月ぶりのフルタイム勤務、1日終わると、どっと疲れます。特に初日はほんとに疲れました。

(普通の健康な人にとってみれば、なーんだ当たり前のことが、うつで長期休職した人にはできないんです....)

そんなこんなで、まだ2日間ですが、感じたことをつらつらと挙げてみます。

なお、これは、うつやメンタル系の長期休職から復職する方だけでなく、メンタル以外の病気で長期休職されて復職する方にも有効な内容だと思います。色々な人にお役に立てたら幸いです。

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ー圧倒的な脳力の不足ー

  • お試し出社で、特に業務がない場合でも、1日(あるいは半日でも)端末に向かっているだけで疲れる。社内だと気づかないが、退社して外に出る帰り道、脳がグアングアンする。端末を休職中に長時間使っていなければ、端末持久力は休職中にほぼなくなっていると思った方がいい。
  • 色々な音が耳に脳に入ってくる。パソコンのタイピングの音、いらだちやイライラや怒りをひっそりと忍ばせた話し声、電話の話し声、(弊社は外資なので)日本人や外国人の英語。疲れたと思ったらまめに立って歩く(この2日間ではあまりできてない)。脳のキャパはかなり小さくなっている。初日は早くも15時くらいから、定時の17:45が来ないかカウントダウンしていた
  • 帰りの帰宅ラッシュに揉まれる練習はしていなかった(リワーク中の最後1か月は帰宅ラッシュ前の電車で帰って、自宅最寄り駅近のドトールで19時〜19時半頃まで居た)。疲れた脳に帰宅ラッシュが追い打ちをかける復職が8時間勤務の人はぜひ、最初は午前から4時間程度のお試し出社の人もフルタイムお試し出社前に数回は、朝だけでなく夜の帰宅ラッシュに揉まれる練習もしておいた方がいい。一方で、復職前1か月は夜7時過ぎまでは外に居たことは、今の8時間勤務のリズムに合っていたので良かった。しかし、朝・夜のラッシュに揉まれるストレス耐性も身につけなきゃならんのは、東京圏の特徴かなあ

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ーストレスの低減方法ー第三者(第四者?)を用意

  • 会社外の友人・知人とのつながりを続ける(メールやラインでOK)
  • 仕事用のノート以外に、何でも書けるノートを一冊用意しておく。思ったこと、不安なこと、気づいたこと等々、何でも書き出して気分転換、ストレス低減(わたしの場合、社内のやり取り見て、思いついたブログネタも記入)。業務以外のことをメールに書いたり、ネットで業務以外のサイトを見てたり、自分のスマホでネットやメールチェックしてると、周囲の人にばれる可能性高いが、ノートの場合は覗き見されない限り、仕事関係の書きものをしていると見られる(はず)   

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ー戻った部署、仕事への臨み方ーポジティブに臨もう

  • 戻った部署が、自分にとって初めての人が周りにいる場合、彼ら彼女らの名前は早くに覚える。覚えづらかったら、座席・名前表はないか(部署によっては内線電話表)聞いて、なかったら作ってもらうか自分で作る。覚えるモチベーションとして、その人に話す時に、名前をまず言って声がけする
  • リワークでも先生に言われた、「(浦島状態で)分からないことがあったら、恥かしがらず、積極的に聞いてしまう」
  • シャツ&スーツを毎朝着るのがおっくうになっている。毎朝着替えて、通勤&出社に臨む動機づけに、シャツやスーツは自分が気に入っているブランドや、(休職していたから金銭的には厳しいのですが)ちょっと奮発して少し高めのもの、予算的に厳しかったら自分が気に入った小物類(キーホルダー、財布、定期入れ、カバン、ベルト等々なんでも)を身につける。それだけでも少し自信がつく。あまりにも無頓着なものばかりを身に着けると、朝の通勤ラッシュに腰がひけてる自分が、さらに気分なえて行きたくなくなる。気に入ったものを、毎朝、身に着けるだけで、少しは「さあ、行くか」と思える(あまりファッションに関心ない人はこの項目は関係ないかな)

ーひと息の付け方ーリラックスする方法を見つける

  • できれば、一息つける短いムダ・ヨタ話しをしてくれる人が周囲にいればいい(弊社の場合、外資に買収されてから、みんな黙々と仕事やる文化になって、昔の日系時代と比べると明らかにムダ・ヨタ話しができなくなった)
  • 帰ってから、夜、テレビのニュースは見ない。不安をあおられる。暗くなる。『「うつ」とよりそう仕事術』にも書いてあった(P.42)

この本、もう一回、紹介しますね。

「うつ」とよりそう仕事術 (Nanaブックス)

「うつ」とよりそう仕事術 (Nanaブックス)

  • 作者: 酒井一太
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 ー身体からのストレス低減アプローチー自分から意識的に刺激を

  •  運動の習慣。わたしのリワーク中は、週一回プール、それ以外は毎日(夜に)、握力・腕立て・スクワットの筋トレ。やる前はかなりおっくうだが、やると自信というか充実感あり。水泳もプールに入るまでがおっくうだけど、終わると爽快。筋トレは今も継続中。プールも週一回続けられたらと思っている(今週はお休み、来週から再開)
  • マッサージ。お金はかかるが、これは、『「うつ」とよりそう仕事術』を紹介して頂いたうつ経験者の友達と、会社でうつ手前までいった方、2人から勧められた(偶然)。わたしもそうだが、うつのひとは、首や肩のコリや背中の痛みなどの身体症状が出る場合が多い。復職部署がデスクワークで端末中心だと、端末持久力がないことも相まって、肩や首が固くなって凝ってくる。現在、肩・首が早くもガチガチ

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(ちなみに上の内容は、上述した別冊ノートに、仕事中に要点メモ書きしたものをおこしたものです^^)

 

以上、前回に引き続き、長々とつらつら書きました。最後までお付き合いいただき、幸いです。

また、復職される方々の、少しでもお役に立てたら、これまた幸いです。

 

ではでは。